エリアの絞り方がわからない

エリアを絞るためのSTEP

中古マンション購入を検討する際に、多くの方が悩まれるのがエリアの絞り方です。ぜひ、メモ用紙とペンを用意して、書き出しながらエリアを決めていきましょう。

職場までのアクセス重視でエリアを探す方が多い

これまで担当したケースで多いのが、職場までのアクセスのよいエリアで検討したいというご希望です。
その理由というのが

「現在の賃貸物件を決めたのも、職場までのアクセス重視で決めており、ライフスタイルがある程度完成されている」

というもの。最近はテレワーク可能なお仕事も増えてきていますが、突然出勤しなければならない事態なども想定して、フレキシブルに対応できる距離感を好まれる方も多いです。
しかし、職場までのアクセス重視になるとどうしても都心に近いエリアになる傾向が。
つまり、物件相場の高いエリアになる為、なかなか希望通りの物件が見つからないという事態になります。

自分たちの生活に欠かせない価値観を洗い出す

まず、エリアを絞る時に「自分たちにとって譲れない条件や価値観を洗い出す」ことが重要です。

例えば、人によっては職場へのアクセス以外に「飲食店が充実している」ことを重要視する方もいます。この他、ライフスタイルに合わせて

  • スーパーや商店街など買い物の利便性が高いエリア
  • 特定の学区にこだわりたい
  • 実家へのアクセスが良い
  • 自然が多いエリア
  • 友人や知人との距離が近い
  • 現在住んでいて土地勘のある場所からそう遠く離れない場所

など、価値観によってこだわりは様々です。一度、メモ用紙に「譲れない条件」を書き出してみましょう。

購入の為に中古マンションを探そうと思うと、希望の月々の支払金額に当てはまる物件を見つけるのは難しかった!

というご経験がある方も多いのではないでしょうか。ではどのようにエリアを絞っていけばようのでしょうか?

以下の順番で整理していきましょう!

エリアの優先順位を決める

物件サイトで検索する場合は、基本的には下記の5つの項目で絞り込むことが多いかと思います。

  • 価格
  • エリア
  • 広さ
  • 築年数
  • 駅徒歩

例えば、相場の高い都心で、広さもあり、築浅、駅徒歩5分以内にすると、ご予算次第では該当する物件が少なくなります。
一方、価格だけ決めてしまい、その他の条件の縛りを緩くすると、該当する物件は多くなります。
これは不動産の相場は基本的に乱高下しないからです。
この様に、エリアの優先順位によって、出会える物件数はかなり違います。
ご予算次第では、エリアにこだわる場合、広さが希望より小さくなったり、築年数が古くなったり、エリア以外のどれかを許容する必要がありそうです。
まずは条件の優先順位から整理してみましょう。

絶対避けたい条件を洗い出す

物件を探す時に、希望条件から考える方が多いと思いますが、絶対避けたい条件を考えておくことが重要です。
条件を全てクリアする物件があっても“これがあると絶対買わない!”という条件です。

例をあげていきます

  • ハザードエリア(主に洪水・液状化)にかかる
  • 駅から物件までのルートに店や街灯が少なく暗い
  • 大通り・首都高・線路沿いの為、騒音がうるさい
  • 告知事項がある
  • 部屋の天井に吹付のアスベストがある(解体・廃棄費用が高額になる為)

絶対避けたい条件というのはその人その人によって違ってきます。
単身の方は自分の避けたい条件を、ご夫婦やファミリーの方は家族で話し合ってみると、スムーズに物件探しがスタートできると思います。

知らないエリアを散策してみる

希望のエリアが特に無くどうすればよいか分からない場合は、ちょっと気になるエリアに直接行ってみて、街を散策してみましょう。

知らない街、行ったことのない駅に降りるのは少し勇気が必要かも知れませんが、条件で検索をして、画面上で見るのと実際に降り立った雰囲気とでは全く違う場合があります。

良いイメージを持っていたけど実際に行ったら自分には合わない気がした

というケースもありますし、逆に

気になっていなかった場所だけど、実際に行ったらすごく雰囲気が良くて住みたいと思った

というケースもあります。時間に余裕があれば休日のお散歩がてら、気になる場所を散策してみるのもおすすめです。

日中と夜で雰囲気が変わることも

散策して、気になる街ができたら、ぜひ「日中と夜」「晴れの日と雨の日」など違うシーンでもう一度行ってみることをおすすめします。例えば、散策していると...

「日中では雰囲気が良さそうだった街が、夜は街灯が少なくちょっと不安に感じた」

ということに気づく場合もあります。また、この外にも

「晴れた日は坂が気にならなかったけれど、雨の日は滑りそうで怖いと思った」

など、実際に散策してみないと分からないことが多くあります。

散策する際には、家を購入したあとの暮らしをイメージしながら、歩いてみることがポイントです。

物件選びの専門家に相談しながら、エリアを絞りたい

  • 自分でエリアを絞るのはわからない
  • 予算内で収まるエリアを調べるのが難しい
  • 専門家の意見を聞いてみたい

という方は、中古マンション選び・リノベーションの専門家に相談してみるのもおすすめです。

多くの物件選び・リノベーションの経験から、中立的な立場からサポートさせていただきます。

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物件探しの参考にしてみてください。