リノベーションで作る、天井仕上げのバリエーション3選

中古マンションリノベの楽しみの一つは、天井の仕上げを自由にできることです。
通常のマンションは、配線や配管を隠ぺいする為に、天井を造作して中に空洞があることが多いです。
これを「二重天井」といいます。

リノベーションでは、配線をむき出しにする(鉄管の中には入れてる状態)ことで、
二重天井にする必要が無くなります。
その結果、天井のボードを取り払うことで、天井高をなくすことできるのです。

この天井を、「躯体表し」といいます。

構造上、躯体表しが難しい場合もありますので注意しましょう!


●リノベーションでおしゃれなコンクリート天井にするのは、どんな部屋でも可能?

今回はリノベーションならではの天井仕上げについて、3つのパターンを紹介していきます。

目次

無骨でかっこいいイメージの「躯体表し」

リノベーション事例で良く目にするのはこの躯体表しです。
コンクリート本来の色見や凹凸を、楽しむことができます。
マンションごとに表情が違って面白いので、とても人気があります。
マンションよっては、配管の後や、何か文字を書いた後が残っていますので、よりリノベ感を感じることができます。

照明器具に関しては、ライティングレールを躯体に設置し、スポットライトを用いることが多いです。
スポットライトは、ライティングレール上なら、移動可能なので、模様替えの際に利便性が良いです。

その場合、

  • レセップ照明で、全体を明るくする
  • スポットライトで、照明にコントラストをつける

というように、2種類の照明を用いて、シーンに合わせた照明の使い方をすることも
楽しさのひとつです。

開放感とオシャレさ良いところどりの「躯体×白塗装」

躯体表しはオシャレですが、マンションによってはそれが難しい場合もあります。
例えば、二重天井でなく、天井にそのままクロスが張られている仕上げもあります。

これをクロスの直張りといいます。

この直張りの場合、クロスがきれいに剝がれない場合もあります。
そうなると、クロスの糊や薄紙の後が残ってしまい、なんとも言えない模様のような跡がのこります。

このような「跡」を消すことができるのが、躯体表しに白塗装をした仕上げです。
表面もきれいにすることができますし、白にすることで、無骨なイメージから、クリーンなイメージになります。

「天井は高くしたいけど、躯体のままはちょっと抵抗があるなぁ」

という方には、こちらの「躯体塗装」がおすすめです。
塗装は、調色によって好きな色を使うことができますので、色々試してみるのもいいですね。

白に少しグレーを混ぜればクールでオフィスのような感じになります。
白に少しベージュを混ぜれば、温かみのある空間に。電球色の照明器具が相性が良いです。

天井を造作するなら、板張りにするとホテルライクに

躯体表しではありませんが、もちろん、天井の一部だけを作ることも可能です。
下記の天井は、リビングの一部だけ造作し、ダウンライトを設置し、ホテルライクにしています。

注意点としては、ダウンライトは、スポットライトのように位置を移動できないので、
模様替えをしないであろうエリアに配置すると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
リノベーションは、お部屋をスケルトンにすることで、プランや内装仕上げを自由に選択することができます。
天井仕上げも、より開放的に、よりオシャレにすることができる部分です。
お家で暮らしていると、天井がどんな仕上げにするかによって気分が変わったりもするかと思います。

是非、自分好みの天井仕上げをして、素敵なお家作りをしてみてください。

  • リノベーションでは、天井仕上げを好きにデザインできる
  • 大きく分けると、躯体表し、躯体塗装、天井造作の3種類
  • 部屋によって、天井仕上げを分けることも可能
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