リフォームやリノベーション工事で家事効率を上げるための工夫

普段生活していると、家の中で不便なところや改善したいところはありませんか?

私の自宅は、お風呂と洗濯機置き場が離れているので、生活導線で不便なところがあるなと感じています。
これは排水の構造上、このようにしないといけなかったので仕方ありませんが、脱いだ洋服を毎回ランドリースペースに運ぶのは、ちょっと手間ですね。
さて、「令和のしない家事、三種の神器」という記事が取り上げられましたが、確かに昨今では普段使いしている方が多いように思います。
参考:ITmedia ビジネスオンライン
ない場合でも普通に生活することは可能ですが、あると大変便利な家電製品です。
共働き世帯や、家事を全て一人でしなければいけない単身世帯などが増えていく中で、少しでも家にいる時間に余裕を持つために、家事時間を短縮したいと考える方は多いのではないでしょうか。
特に、家事導線と家の間取りは切っても切り離せません。逆に内装によっては手間が増えて家事時間が増えてしまう恐れもあります。そのため、今後リノベーション・リフォームを検討されている方の中には
自分好みの内装、趣味を楽しめる部屋だけでなく『家事が効率的になる間取り』を意識されてみてはいかがでしょうか。
今回は、リフォームやリノベーションの際に取り入れると、家事時間短縮になる方法を紹介していきます。
リフォーム・リノベーションでの家事時短テクニック
①ビルトインの食洗機導入
ビルトイン食洗機はお客様の8割程が導入されています。メーカーはPanasonic、リンナイ、などありますが浅型よりも深型の方がたくさんの食器を同時に洗えるため、手間を省くことができます。
食器を使用後、簡単に食べかすなどを洗い落として食洗機の中に入れておくと乾燥まで済ませてしまう、便利な家電です。予算は高くなりますが、ミーレ社の食器洗い乾燥機は、大きく、一度に多くの食器を洗うことができます、大きいと鍋まで同時に洗えてしまうので、食器洗いの手間を極力省きたい方は、ミーレ社製の食洗機を検討しても良いかもしれません。
おすすめな方
- 食事は楽しいが、食器洗いが面倒臭い
- 食器洗いを誰がするかで夫婦喧嘩になる
- 高温で洗うほうが衛生的だと思う
- 食器洗いより、育児を優先したい
食洗器の時間は約30分~1時間程(乾燥有無による)ですが、この時間でお風呂に入ったり、子供と遊んだりできることは沢山ありますよね。
食洗器を導入するだけで、解決できるのであれば取り入れたいですね。
②ランドリールームに物干しバー設置
ランドリールームの物干しバーは、洗濯乾燥機でなくても大変便利です。
乾燥機にかけられない洋服を干すのはもちろん、雨で濡れたコートを干しておいたり、洗濯用のハンガーのストックをかけておいたり、「ちょっとした何か」をとりあえずかけておけます
また、ついでにランドリールーム内にアイロン台も設置しておくと、アイロンをかけたいときにすぐに使用することができて便利です。下着類やハンカチ類などはそのままそこに収納してしまうのも良いかもしれません。
おすすめな方
- 外から帰ってきたばかりのコートやジャケットをすぐにクローゼットに入れたくない
- 雨で濡れたものを、一旦かけられる場所が欲したい
- 洗濯が終わった衣類を一時的に干したい
③水回りをまとめて家事動線を簡略化する
これはリノベーションで大きく間取りを変更することが必要です。
例えば、下記図のように、お風呂の横に脱衣所、そしてその横にランドリールーム兼クローゼットがある…
というような間取りです。レイアウトができるのであれば、その横にパントリーとキッチンを並べて配置しても良いでしょう。


おすすめな方
- 水回りの家事を効率的にしたい
- お客さんが来た時に水回りをなるべく隠したい
- お掃除を簡単にしたい
水回りは湿気が溜まりやすくなるため、カビの温床ともなりやすい場所です。そのため、水回りがまとまっていた方が、衣類や書類などを湿気の影響から遠ざけることができ、お掃除もまとめておこなえるので効率です。
④キッチン付近にパントリーをつくる
これは、キッチン作業をしている時の作業効率を良くすることができます。
パントリーには調味料や缶詰を置いたり、ゴミ袋やラップ、キッチンペーパー等のストックをしておくことで、取り出す時間の節約になります。
おすすめな方
- 買い置き食材や備蓄食品が多い
- 家族が多い
⑤床をバリアフリーにする
これは、床の段差を無くすということです。
マンションの床下には、排水管や給水管が通っています。その為、水回り(洗面所やトイレ)の床の高さが他の床より上がり段差を生んでしまいます。そうなると、歩行時につまづいて怪我をしてしまいますよね。
また、段差があることで、ほこりが隅に溜まりやすく掃除に時間を取られます。
段差が無ければ、床のお掃除ロボットが自動で行き来できますが、段差があると、掃除できる範囲が限られてしまい、結局、自分で掃除をすることに。
床は一日掃除をしなかれば、髪の毛やほこりがすぐに溜まります、
掃除をする頻度が高い箇所だからこそ、家電に頼り時間にゆとりを持ちましょう。
⑥カーペットや畳をフローリングにする
仕様上、床が畳やカーペットになっていることがあります。
床材の好みや、マンションの場合規約により既存の仕上げから変更できない場合もありますが、
変更可能な場合は、フローリング材がおすすめです。
私のおすすめは、朝日ウッドテック株式会社のMRXです。
この商品は、突き板フローリングという合板基材の上に、天然木の化粧材を張り合わせた床材です。
た目は、無垢材フローリングと見分けのつかないので、お客様にもおすすめしています。
表面には耐摩耗、抗ウイルス、抗菌効果のあるマット塗装を施し、合板基材なので品質も安定しています。
無垢材と異なり、乾燥による収縮がない為、目地に汚れが溜まる心配もありません。
畳は、湿気を多く含んでしまうと目地の中でカビが発生することもありますし、カーペットは清掃性に優れているわけではありません。
日々のお手入れを考えるとフローリングを床材に採用するのが良いでしょう。
まとめ
今回はリフォームやリノベーションをするときに取り入れてほしい時短の為の工夫について消化してきました。
これらに共通しているのは、「あとから工事・設置するのは大変!」ということです。
冒頭に紹介した記事
「30~40代既婚男女に聞いた「令和のしない家事、三種の神器」 3位は「洗濯乾燥機」、2位と1位は?」
の2位はお掃除ロボット、1位は食洗器です。
この1位~3位は、ほぼ毎日行う家事になるかと思いますのでこれらを家電に任せることによって、自由な時間が生まれストレスも軽減されるのではないでしょうか?